K.Tのページ
私は今年度の講座全体を通して、各講座での授業で教えていただいたことだけではないことも学ぶことができた。WROを通して分かったいろいろな方法から物事を見つめるということ、仲間との協力の大切さ、人の意見を聞くということの大切さについて学ぶことができた。講座の中で仲間と協力する自分だけでは見つけることができない一つ一つの物事に対しての最適解を見つけ、課題をクリアすることができた。
臨む気持ち
今年度のロボットプログラミングの講座では、WROのルールやコースをもとにしてプログラミングの学習をした。今年度前期間の講座では、今年度のWROのコースの攻略をした。ロボットのつくりを考え、効率の良い方法を考えて作った。最初のほうがうまくいかなくて、それに戸惑い、そこができないと後の部分ができないからと、先には進めなかった。私たちのチームはそこに手こずっていた。私はそこで困って、もう無理だと諦めていた。私はWROに参加する前から気持ちで負けていたのかもしれない。他の考え方をするという方法をしなかった。来年度のWROに向けて今攻略を考えている途中だが、今回は前回得たことが活かせるようにWROの攻略を考えていくと同時に、臨む気持ちも大切にしたい。
PythonでMinecraft
アプリケーション開発コースでは、WindowsのOSをRaspberry PiのOSに変えたり、PythonでRaspberry PiのMinecraftのゲームをプログラミングしたりした。小学生のITキッズプロジェクトのコンピューターコースでは、Scratchを用いた簡単なプログラミングだったのに対し、今年度はPythonを使って本格的にプログラミングした。最初は、全くなぜそうなるのか分からなかったが、何度もプログラミングをして、やっていくうちにだんだん理解できるようになっていった。また、グループで一緒にやっていた人もわからないときに教えてくれて、協力して作ることができた。まだわからないところが多く、自分だけではプログラムを組めそうにないところが多いため、自分でパソコンのOSをRaspberry Piに変えてプログラミングだけでも練習していけたらいいと思う。
グループ活動を通して
今年度の理数上級の講座では、温泉卵を作り、時間とお湯の温度を計測し、グラフに表すということをした。水の量、時間が自由で、温度をキープするということは大変だった。温泉卵はどのような原理で作られたのかということや、どうしたら一定の時間温度をキープできるのかということをインターネットを利用して調べ、グループでどのように作るかを相談してつくった。私のグループでは、温度をどうキープするかということが課題であった。ふたを閉めるか開けるか、火を内側を強くするか外側を強くするか。様々な選択肢があって、さらに、保つ温度になったら火を切るか、その前に火を切るかなど、いくつものパターンが考えられて、すべてのパターンを試すことはできないから、温度をキープするするための最適解を出すのが大変だった。何度も繰り返し温度をキープするための実験を行い、実際に温泉卵を作った。ネットの記事をもとにして作ったが、その情報がすべてではなかったし、一人の意見だけが通ったわけではなかった。グループ内で意見を出し合って、より良いものを作った。今回の温度をキープするという実験、温泉卵をつくるという実験を通して、グループで一緒に作るということの意味を見い出せたのではないかと思う。
英語を通して人に伝えるということ
IT英語の講座の中では、自分や学校などのことについてスピーチをするというのが毎回あった。私はそのような活動をよく学校で行い、アイコンタクトや大きな声でスピーチをするということには慣れていた。しかし、私は英語で人に物事を伝達するのは大変なことであると思う。それは、英語というのは日本語が母国語であるこの国ではあまり日常生活で必要とする時が少ないからだ。つまり、アイコンタクトや大きな声で伝えるということだけではなく、相手にもわかりやすく伝えるということ、会話内であるならば、できるだけ沈黙を減らすということなど、日本語よりもコミュニケーションをとるだけでも気をつけないければならないことが多いのだ。分かりやすく伝えるために、身振り手振りを加えたり、写真や現物などの資料を参考にしたり、難しい単語はできるだけわかりやすい単純な単語に直して伝えなければならない。文面に起こしたものを読むだけなら簡単だが、相手とコミュニケーションをとるのだから、文面に起こしたシナリオ通り会話が進むわけではない。スピーチで一人で話しているときも同様である。聞いているほうを巻き込むようなスピーチでなければ誰も話を聞いてくれない。だから頭の中だけで分かりやすいように単語を生み出し、並べなければならないのだ。私は毎回のスピーチの時にこれに苦戦した。だが、このように工夫して、伝えようとしていたことが伝わるととても嬉しかった。来年度のIT英語講座では、よりいろいろなことを人に伝えられるようにより多くの文法を身に着けたり、語彙力を高めたりしていきたい。
多角的に…
今年度のWROでは、ロボットの構造も不完全で、プログラムも最後までは組めなかった。戦略を考えたとき、自分の頭の中では一部の計画は立っていたものの、全体を見通せていなかった。動作の一つごとに区切り、そこだけの戦略を考え、ロボットの構造をつくり、プログラムを組んだ。だからある部分では適応する構造が他のの部分では適応しなかったり、それを改善しようとするとほかの部分に支障が出たのだ。さらに、大会が終わるまでそこに気づかず、他の攻め方はないのか、多角的に考えることができなかた。今年度のWROは、ひとつの考え方にとらわれすぎずに、いろいろな方向からの視点を持てていれば、コースを完走できたかもしれない。私は、今年度のWROを経て、物事はひとつの方向だけではなく、いろいろな方向から光を当てることで、陰になっていた部分が見えてきて、その最適解を導き出せるのではないかと考えた。そして、来年度のWROでは、今回得たことを生かせるようにしたい。
WROで得たことを活かす
今年度のロボットプログラミングの講座の中では、組んだプログラムでロボットがうまく動かないことが多々あった。その時に、間違っていたところがその場所以外にはないのかどうか、本当にそこが間違っていたのか、どうやったらそれを解決することができるのか、いろいろ考えてみることが大切である。もしかしたらここが間違っていたかしれない、ここはどうだったのか、疑ってみたりするのもいいかもしれない。そんな視点をもってプログラムを組んでみたらより良いものができるのではないか。また、IT英語講座では、WROの英語版のルールを読むなどして、語彙力をあげたり、文法を身に着けるなどということをした。英語では、相手にどうやったらわかりやすく伝わるかということを考えなければならない。自分だけではなくて、どうやったらわかりやすい言葉だけで伝えることができるのか、言葉だけではなく、身振り手振りを入れたらどうかなどということも考え、視点を広げてみることも大切かもしれない。このように、私が今年度のWROで得たことというのは、ITキッズの講座の中でも活かせるものであると思う。だから各講座の中で、いろいろな視点を持って取り組むということにチャレンジしたい。